

コンタクトレンズを取り巻く状況は、以前と比べて大きく変化してきています。昔は、コンタクトレンズと言えば、一度購入すると数年間手入れをしながら使い続けていくものでした。1枚当たりの単価も1万円くらいしたので、落としたり無くしたりするとダメージが大きかったものです。購入する時も、コンタクトレンズを処方している眼科で診察を受けて、そこでコンタクトレンズを注文して、当日または後日受け取るという方法が一般的でした。最近では、長期にわたり使用できるコンタクトレンズよりも、使い捨てのコンタクトレンズを購入する人が増えています。最近では、コンタクトレンズを使用している人の7割以上が使い捨てタイプのコンタクトレンズを使用しています。また、インターネット通販でさまざまなものが購入できる世の中になり、コンタクトレンズもインターネット通販で購入できる品物の1つになっています。
以前と比べて手軽に購入できるようになったコンタクトレンズですが、薬事法においては、高度管理医療機器というくくりに入ることを忘れてはいけません。高度管理医療機器とは、間違った使用法などにより不具合が生じた時に、極めてリスクが高いものに分類されます。手軽に購入できる反面、間違った使い方をする人も増えており、深刻な眼病にかかる人も後を絶ちません。コンタクトレンズを使用するに当たっては、正しい使い方や手入れの仕方を学び、その方法に沿った使い方をしていくことが何よりも大切です。
初めてコンタクトレンズを購入するにあたり、どんな選び方が良いのか分からないという人もいるでしょう。コンタクトレンズには、素材で分類すると、ソフトレンズとハードレンズがあります。素材の固さによって名前が違いますが、レンズの大きさや機能、特徴なども異なります。ソフトレンズは親水性のある柔らかい素材でできています。直径が13.5ミリから14.5ミリあり、角膜よりも一回りだけ大きいサイズになります。レンズ自体が大きく、角膜によくフィットするので、異物感が少なく、コンタクトレンズを初めて使用する方にもおすすめです。フィット感が高いため、ずれにくく、激しいスポーツをする時などにも適しています。最近主流になってきている使い捨てタイプのコンタクトレンズは、ソフトレンズです。ハードレンズは、硬いプラスチック素材で作られており、直径が8.5ミリから9.5ミリと、角膜よりも一回り小さいサイズになります。最近はレンズ自体が酸素透過性を持つ素材で作られたものが主流となっており、レンズの大きさもソフトレンズに比べて小さいため、目に酸素をたくさん送り込むことができ、目への負担が少ないレンズだと言えます。また、ハードレンズは乱視の矯正にも優れています。ハードレンズは一度購入すると2年から3年は使い続けることができるため、コストパフォーマンス的にも優れています。
ソフトレンズかハードレンズか、どちらを選ぶかは、眼科医の診断を仰ぎましょう。また、コンタクトレンズをどの程度使うか、ライフスタイルによっても選び方は変わってきます。最近主流の使い捨てタイプのコンタクトレンズの場合、1day、1週間、2週間、1カ月と4つのタイプがあります。1day以外のタイプのレンズは手入れをしながらそれぞれ決められた使用期限が来たら新しいレンズに交換します。1dayだけは毎日新しいコンタクトレンズを使いますので、手入れの必要がありません。レンズ、1枚あたりの費用が最も安いのは1dayですが、1年間に使った時にかかる費用を比べると、枚数が多いために最も割高になります。ただし、普段はメガネを主に使っており、コンタクトレンズはスポーツをする時や旅行の時だけというように、不定期で使う人の場合は1dayタイプが費用を抑えられますのでおすすめです。逆に毎日コンタクトレンズを使う人なら、費用や使い勝手のバランスが取れている2週間タイプがおすすめです。